
僕が八歳のクリスマスはおとなりのハツハさん家族と一緒にイブを祝った。ハツハさん家のエニッサとシェラーと教会から<子供の礼拝>を済ませて帰ってくると、とてもきれいに飾られた天井にもとどくような大きなモミの木の下に色とりどりの包装紙にリボンをかけられたプレゼントが置かれていた。
「ちょうど今サンタさんが広場を横切って帰っていったのを見たわ」というママの言葉が終わるか終わらないかというときに、玄関のブザーがなった。
とたんに4歳のシェラーは体を硬くした。同級生のエニッサはなんとなくうれしそうだった。誰がドアを開けに行ったのかは覚えていないけれど、突然大きなサンタが僕たちのいる居間の入り口に姿を見せたのだ。
身動きできずにいる三人のまえでサンタは悠然と大きな白い袋を肩からおろし、中から分厚い記録書を取り出した。その大きな皮表紙は金色のコードで飾られていた。
それを見たとき僕はちょっと胸がドキドキした。サンタはまず、一番小さなシェラーの一年間の良い行いを読み上げた。
そしてゆっくり本を閉じると大きな白い袋の中から可愛らしいウサギがぶら下がっているリュックサックと、帽子がプレゼントされた。次はエニーサの番。サンタはフルートやピアノの稽古に熱心だったことを褒め、毛糸の帽子と手袋のセットをくれた。
いよいよ僕の番だ。「ルカス君、きみはクラスの友達や少年合唱団の仲間とも仲良く、勉強もしっかりしているが、、、、君の部屋を見せてもらいたい」といって僕の方を押した。ちょっと緊張した。僕はサンタを部屋に案内した。サンタは大きなおなかをしていて、ほっぺや鼻が真っ赤だった。
今日はいつもより少し整理をしていたのを思い出しすこしほっとした。そのあと三人でサンタさんへお礼にクリスマスのうたを二曲歌った。